メニュー
チョイス
オススメのサイト
セキュリティエンジニアを目指そう
バブル景気の崩壊により、終身雇用制と年功序列型賃金を見直す動きが企業の間で進み、リストラや勤め先の倒産といったやむを得ない事情による場合の他にも、積極的に転職する人が増えています。また高度ネットワーク時代の到来により、会社勤めをするにしても、必ずしも会社に出勤して、始業時間から終業時間まで拘束されることなく、自宅で仕事をするという選択肢を実験的に導入したり、あるいは業績の悪化から、社員の副業を認める企業なども現れています。
ITエンジニアの場合には、特にこれから増々の発展が期待される中で、世界的にも人材不足が深刻化しています。そのため保守的とされる日本社会ですが、売り手市場の追い風を受けて、転職活動に積極的な人が少なくありません。また更に、高収入と自由を求めて、フリーランスとして独立し、活躍している人も増えています。
ITエンジニアといえど、会社勤めをしている場合には、その会社の給与体系に従って収入を得ることになります。たとえどれほど高い能力を持っているとしても、会社の命令は絶対であり、任される業務を黙々とこなす他ありません。そして連日深夜にまで及ぶ長時間労働や、休日出勤も当たり前という過酷な労働環境において、残業時間に見合う正当な残業代が支払われているわけではないというのが現実なのです。
そのため精神的にも肉体的にも限界まで追い詰められて、燃え尽きてしまい、退職や休職せざるを得なくなるエンジニアも少なくないといわれています。特に最近は更なる技術革新や競争の激化に伴い、納期や予算などが厳しくなっており、増々エンジニアを疲弊させる要因となっているのです。
一方フリーランスになると、会社勤めのような生活の保障はありません。仕事を受注しなければ収入を得る道は無く、実力がすべてという厳しい現実が待っています。しかしITエンジニアの場合、慢性的な人材不足ということもあって、実力が同程度であれば、フリーランスとなった方が会社勤めを続けるよりも、一般的には高収入を得られるようです。
というのもフリーランスであれば、クライアントからの依頼は仕事の完成であって、それに対して相応の報酬を支払うという契約を結ぶため、掛けた時間には関係ないのであり、相対的に時間単価が高くなる計算になるというわけです。またフリーランスには、仕事を選択する自由があるというのも魅力です。より高い実力を磨くため、必要な経験を積むことができますし、チャンスを掴んで興味のある分野に進出することも可能であり、また意識的に休みを確保することもできます。