メニュー
チョイス
オススメのサイト
セキュリティエンジニアを目指そう
発展著しいIT業界において、情報セキュリティ対策への意識の高まりと共に、セキュリティエンジニアの需要は高まる一方であり、売り手市場となっています。そのため求人側は、やむなく初めから必ずしも高いレベルを求めるのではなく、基本となる知識やスキルに加えてやる気の高さで判断している場合もあるようです。これは転職希望者にとって好都合であるものの、それだけに転職先の選択に迷ってしまうということにもなりかねません。そこでセキュリティエンジニアへのステップアップを考えるのであれば、まず転職において優先する価値を、よく考えておく必要があります。
例えばIT業界では、他の業種とは比較にならないほどに技術革新のスピードが目覚ましく、そのため今の技術があっという間に陳腐化する恐れもあります。しかし少し調べれば、業界でも「知る人ぞ知る」という一目置かれる存在が、1人や2人は必ずいるものです。流行に左右されることなく、高度専門的なスキルや知識を備えた、目標とすべき人を探して、その人と身近に接することができるような企業に転職するというのも、一つの方法です。
また今の勤め先の給与が低いことが不満であるため、より高い収入を求めて転職を決意したという場合には、求人情報に記載されている、年俸と月給といった表記の違いに惑わされないことも大切です。IT企業では、欧米流の年俸制を導入している場合も少なくありませんが、それが具体的に何に対する対価として支払われるのかは、企業の考え方次第で異なります。
例えばこの年俸に残業代まですべて含まれているという場合、基本給のみを示した月給と比較して、総合的には収入が下がってしまうことがあるかもしれません。なお収入が高いということは、その分責任の重い地位に就いたり、あるいはあらかじめ長時間勤務が予定されているということも、充分考えられるのであり、他の条件も含めた判断が必要です。
更に転職してみなければわからないものとして、企業風土や社風があります。取引先や勤務先における人間関係に悩んで、やむを得ず転職を考える人も少なくないものですが、短い採用面接などからだけでは、とても判断できるものではありません。それでもお互いに好感触を得た場合などは、面接終了後に社内の様子を見学するチャンスがあるかもしれません。
また仮に転職先として希望する企業に、友人や知人が既に勤めている場合などであれば、事前に情報収集をしておくと良いでしょう。転職エージェントを利用する場合などには、情報通の専門スタッフに相談してみると、ある程度のイメージを掴むことができるかもしれません。